日本酒の歴史をたどるシリーズ⑥ 黒龍
こんなに高い日本酒を購入したのは初めてです。黒龍酒造の「黒龍 龍」。
特約店を探しても置いてなくて探し回った末に、某有名酒屋でゲットしました。ちゃんと定価でしたよ!
当時は難しいと言われていた、大吟醸の市販化に挑戦した商品らしいです。黒龍酒造は他にも「石田屋」、「火いら寿」、「しずく」などなど、高級名が有名ですね(実は知りませんでした…)。
誰もが知るブランド、誰もが飲みたがるお酒。不味いわけがありません。
ちなみに味わいをネタばらしすると、新潟の酒らしい淡麗さ、華やかな吟醸香、ほどよい甘みと旨味。キレイな味わいが、黒龍の基本なんだそう。
では、いただきます(o^―^o)
華やかな吟醸香と深い旨みがあって、濃いめ(?)な印象。飲みこんだ後はすっきり消えていきます。消えていくときにアルコール感をちょっと感じますが、口当たり自体はまろやかで、嫌な感じがありません。もちろん雑味もなし。
ここまでキレイに、フルーティーな香りと、深い・強めの味わいが同居してるお酒は初めて飲んだ気がします。華やかな香りで淡麗辛口とか、香りが控え目で旨みが強い、とかが多い気がするので。
うーん。でも万人受けとまではいかないかもですね。ちょっとガツンとくるのが苦手な人もいるかも。
高級酒とはこういうものかと、勉強になりました!今回はどうしてもdancyuで紹介されていたお酒をたどりたくて、思い切って買ってしまいましたが、多分もうこんな高いお酒は買えないでしょう( ;∀;)
日本酒って、大衆的で全国一律な大手の味わいだったのに、段々とブランド化されていく商品がでてきたんですね。
クラフトのお酒しかり、今はむしろ小さい蔵のお酒とか、個性の強い酒に注目が集まっていますが、この乱立する中から後世でブランドとして残っていく蔵が出てくるんですかね。
「当時は小さな蔵でしたがいまや云云かんぬん・・・・」みたいな。いろいろ妄想すると面白いです。では、また次回!